PAPA pa pa pa

パパが6カ月の育児休業をとって知れたこと

庭と散水ノズルとテント

 

 外出自粛下、皆さんはどうお過ごしですか?

 

 我が家は連日の好天も手伝って、GWは日の半分を庭にテントを張って過ごしていました。

 

 私達がこの家を買うとき、何よりもこだわったのは庭の広さでした。

 

 庭でBBQがしたいとかキャンプがしたいというのは、おまけの願いであって、本質としては自分達自身が気持ちよく暮らせるだろうと思ったからです。

 

 新型コロナが蔓延している現在のこの状況は、皮肉にも庭を最大限楽しむ機会をくれました。

 

 散水ノズルで庭の芝生に水を撒いていると、息子が必ず「僕にもやらせて」としがみ付いて来ます。

 

 最近は私も、そんな息子に素直にノズルを預けられるようになりました。

 

 前までは、服を濡らして欲しくない、本人も濡れて欲しくない、他のものを濡らされたくないという理由で渋っていました。

 

 ノズルを渡せば面倒臭い事が起こると先回りしてしまいがちでしたが、それは私が面倒くさいだけで、やりたいという子供の気持ちは考えていませんでした。

 

 息子にとって散水ノズルは沢山の事を教えてくれる先生です。

 

 握れば水が飛び出す、水が出れば手に圧がかかる、水がテントに当たれば音が鳴る、水溜りができる、

 

 この15秒で彼はたくさんの事を学んでいるのです。そんな学びを邪魔するのは違うなと気づけたのは最近です。そして、息子は楽しそうだし、私達もラクになりました。

 

 思えば、何かしようとしている子供を止めるより、やらせた方がお互いに楽しいですよね。息子がやらかす事の後処理を見込んでさえいれば、楽しそうな表情を眺めていられるのです。とてもシンプルなことなんですね。もちろん、大怪我をさせない配慮だけは気をつけて。

 

 まだ人生経験が3年も満たない息子は、これまでベッドから部屋へ、家から庭へ、家族から保育園へ、どんどん世界を広げて行っています。そんな彼にとっては目に入るものほとんどが新しい発見であり出会いです。そりゃ三歩進む度に落ち葉だのダンゴムシだのと止まりますよね。当たり前です。

 

 それは全てが息子の先生になるわけですから、私達がそれを邪魔してはいけない。

 

 私が出来ることは、私自身が時間と心に余裕を持って、着替えも沢山準備して、息子の興味の赴くままに感じさせ付き合うことなのかなと思うのです。

 

 勿論なかなか難しい時もあります。でも私達が「なかなか難しいな」と感じながら続ける事は大切で、それが「お、今日はできた!」に繋がります。大人も、子供と同じく日々成長なのです。

 

 GWが終わり少しホッとしてます。早く普段通りの生活に戻れたらいいなと切に願っていますが、こればかりはどうにも。これからも暫くは、我が家の庭で楽しむ日々が続きそうです。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

おわり