PAPA pa pa pa

パパが6カ月の育児休業をとって知れたこと

パパ、仕事頑張るよ!と言えてる自分

年末の雰囲気が好きです。

1年頑張ったねと、身体も心も休めて家族と過ごす時間が温かく体に染み込みます。

ゆく年くる年を観ながら、TVから流れる除夜の鐘を聞くと「今年も頑張ろう」と、心機一転、というより一年の鬱憤がリセットされる感覚で切り替えられます。

 

リセットという言葉が当てはまってしまうのは少し悲しいですが、今まではそんな気分でした。

 

今年の年末は少し違います。

この12月の始めに11年勤めた会社を退職しました。

 

せっかくの人生の休暇ですから、今月くらいはゆったりと過ごせるかなと思っていました。

しかし、妻の扶養に入る手続きや、生命保険の選び直し、ハローワーク職業訓練の話を聞きに行ったり、思ってたより頭の中は忙しかったです。

 

それに、育休以来の主夫業が再開したので毎日が急かされているようです。勉強のために、母が営業する介護タクシーに毎日同乗させてもらってるので、専業主夫とまでは言えませんが、妻より自由時間がある分、家事育児の負担割合は増えました。

 

毎朝、妻の弁当と朝食をつくるのも、まだ起きる体内時計が整いませんが、一応頑張っています。

 

前との明らかな違いを挙げると、それは仕事に対するワクワク感です。

 

今までは毎日の出勤を「乗り越えて」、もしくは「乗り切って」いました。毎日、苦難に立ち向かう気持ちです。

 

現在は、毎日が「成長してくる」と思えています。

1ミリも残さずに吸収したい欲に溢れています。どうしたらサービスをより良くできるか、この事業を拡大できるか、現状の課題は何か、そして何より、これから何をすべきかを母と話し合うのがワクワクします。

 

恥ずかしい話、1年後の未来をどう変えられるかなんて、今まで意識したことがありませんでした。それだけ日々の業務をこなす事に精一杯でした。

 

今は、心の底から「頑張ろう」思えます。

 

そんな私に息子は「パパ、おしごとがんばって」と言ってくれます。

純粋に「頑張るよ!毎年ハワイ行こうね!」と応えます。必ず結果を出してやる、そんな野望を抱くような、目の奥で鋭く炎を燃やすような気持ちです。

 

よく映画やドラマで、主人公が一念発起して頑張ってる姿が爽快な音楽と一緒に流れる場面があります。「そして一年後…」で物語本編に戻るような。

今は、そんなひたむきに汗を流すイメージで毎日を過ごせています。前向きにひたむきに。

 

こんな気持ちで新しい年を迎えられるのは幸せだと思うんです。

 

この気持ちを継続して行きたいです。

 

今年の春から始めたこのエッセイも、順調に続けて来る事ができました。それは何より読んでくれる人達がいたからです。同じ職場の方から「いつも読んでるよ!次が楽しみ!」と言っていただいた時は本当に嬉しかったし、Twitterで知り合った方々からも感想をいただき、本当に励みになりました。心から、ありがとうございました。

 

新しい年も、今と変わらない気持ちで男性の育児参加について発信して行きます。稚拙な文章ですが、自分の言葉で表現していきます。

さらに、組織から独立した等身大の自分を、同じ世代の男性達に見てもらいたい気持ちもあります。そんな内容も含めて、これからも綴って行きたいです。

 

それでは、今年も支えてくださった方々が、新しい年を笑顔で過ごせるように、心から祈っています。

 

よいお年をお迎えください。

 

おわり