PAPA pa pa pa

パパが6カ月の育児休業をとって知れたこと

2019-01-01から1年間の記事一覧

パパ、仕事頑張るよ!と言えてる自分

年末の雰囲気が好きです。 1年頑張ったねと、身体も心も休めて家族と過ごす時間が温かく体に染み込みます。 ゆく年くる年を観ながら、TVから流れる除夜の鐘を聞くと「今年も頑張ろう」と、心機一転、というより一年の鬱憤がリセットされる感覚で切り替えられ…

毛布をかけた分だけ染み込む愛情

今年の冬は暖冬になるようだと、天気予報が伝えています。 12月中旬を過ぎてもほとんど雪は降らず、肌を刺すような寒気は感じられません。このまま過ごしやすい日々が続けばいいと思う反面、新潟の冬の景色に雪が無いのは寂しい気がします。それにきっと、ド…

「ダメ」と言わない事の難しさ

私は、一日のうちに何回、息子に向かって「ダメ」「しないで」と、彼を制限する言葉を投げかけているのでしょうか。 柵を越えてはダメ、物を投げてはダメ、洗い物を邪魔しないで下さい、1人で階段を上がらないで下さい、もう挙げたらキリがありません。 2…

息子が2歳になりました

「ダダンダン!ダダンダン、だぁ!」 半分開けたAmazonの段ボールから、ちらりと見えたおもちゃのパッケージ。すぐに中身がダダンダンであると気付いた息子は、夢中になって早く箱を開けろとせがみました。 ダダンダンはバイキンマンが作ったロボットのキャ…

大人が子供にできること ~先生がくれたあの瞬間~ 後編

晴れない空 思えば、ずっとつまらない顔をしてたのは私でした。 練習中も、先輩の話を聞く時も、普段廊下ですれ違う時も。 そんな後輩をよく思う人間なんているはずないのです。ましてや血気盛んな中学生なのだから。 重たい空の下、重苦しい雰囲気の中で、…

パパママ育休プラス制度を利用し、かつ育児休業給付金の延長を希望する場合の心構え

え!延長できないって!? 「いまハローワークに給付金の延長について電話で聞いたんだけど、なんか無理らしいよ?」 育児休業中の私に電話をくれたのは仲のいい総務課の先輩でした。いつも育児休業給付金(以下、給付金)の申請をはじめ色々とお世話になっ…

大人が子供にできること ~先生がくれたあの瞬間~ 前編

「さとしナイッシュー! …やま!今のはさとしの得点だよ!お前ももっと撃って行かなきゃダメだよ!」 キーパーが弾いてこぼれたボールを、すべり込んでゴールに押し込んだ私に、先輩が掛けた言葉は賞賛ではなく、棘のように刺す冷たいアドバイスでした。 「…

今の時代に、パパになった運命を考えてみないか

まだまだ時代は変わっていない 先日、出張に行った際に、同世代の方々、特に男性とお話しする機会がたくさんあり、同じ時代を生きて来たということもあってとても会話が弾みました。 その流れで私が育児休業を6カ月取得した話をすると、みんな一様に驚き、…

息子が川崎病で入院した話〜後編〜

不安な親、元気な子供 病院と職場と家を行き来する生活はやはり大変でした。母にも「付き添いシフト」に入ってもらい、夫婦2人+ときどき母、の3人交替制で回しました。それぞれに仕事があるため、空く時間、休める時間を共有し、病院でバトンタッチしなが…

息子が川崎病で入院した話 中編

入院 体中に管を付けられた息子を見て、心が締め付けられました。 この数日で何回注射をしたんだろう。よく頑張ってるね、偉いぞ、とベッドで昼寝する息子の頭を撫でました。 入院することになった地方の基幹病院はとても巨大で、受診前は「今日はこの建物を…

息子が川崎病で入院した話 前編

人生でこんな夏は初めて 夏の後ろ姿がとても遠くに感じる今日この頃。秋を感じる涼しい風が吹いています。 思えばこの夏はずっと息子の病院通いで終わりました。7月に手足口病、8月にRSウィルスと溶連菌と、各種ウィルスに侵されている間は、夫婦でそれ…

パパには韓国人の友達がいるんだよ [息子に話したい私の思い出] 後編

そんなに大きな物音でもないのに睡眠から覚めてしまう時があります。 起きて何事か確認して、なんだそんな事かと、また眠りに落ちていく。二度寝の幸福感はたまりません。しかしその日、目を開けた私を待ち受けていたのは異国で出会った友人の迷惑なプレゼン…

パパには韓国人の友達がいるんだよ [いつか息子に話したい私の思い出] 前編

若い頃、ワーキングホリデービザを利用してオーストラリアで過ごしていた事があります。 期間は8ヶ月くらい。 学生時代は、バイトをしてお金を貯め、長期休暇は東南アジアをバックパックで旅する、いわゆるバックパッカーをやっておりました。 そんな学生ラ…

両親との関係性で、ジレンマ…

息子の発熱の多さに、夫婦で戸惑っています。 感覚的に毎週病院に行っているような気がします。 保育園に通い出したらよく熱を出す、とは覚悟していましたが、まさかこれほどとは… 手洗いうがい・睡眠・栄養バランスは気をつけていますが、これだけの頻度で…

夏が子供達にくれること

今でも色褪せない夏の思い出があります。 私が小学一年生のとき、家族で父の実家である鹿児島へ旅行に行きました。 父と叔父が交代で運転して、一日中車で走り続けました。夜の高速道路にワクワクしながら、流れていく知らない景色を眺めていました。 車内の…

誰が愛を難しくした

混み合う週末の釣り堀。 年配の釣り人、の隣で釣りをするパパと娘の親子。 なかなか釣れず苦戦するパパと、熟練の感覚でひょいひょい釣り上げる匠な釣り人。 娘は魚がいっぱい入った匠のバケツをマジマジと覗き込む。 それに気付いた匠が「ちょっと待ってて…

時代と共に考え方も変わっていく

「今までの人たちはそうやって頑張って来たんだから、あなたも頑張りなさい」 それが上手くいってきたやり方なのであれば、その方法を引き継ごうと考えるのは自然な事だと思います。 しかし、時代と共に人々の生活スタイルは変化し、それと同時に考え方や価…

親としての振る舞いについて

成長するにつれて出来る事がどんどん増えていく息子。 最近は人の真似をするのが楽しいらしく、何か食べる前にフーフーしたり、飲み干した後にプハァっと言ったりする姿は親バカながら可愛いなぁと思います。 そんな彼を見ていると、親として子供に見せるべ…

父との思い出

子供の頃の記憶 あれは確か小学校高学年の頃、普段からうまの合わなかった同級生とケンカをしました。 そんな大袈裟なものではなく、殴り合ったりもせずに、お互いに両手で掴み合って睨み合ったところで、先生や同級生に止められる、という全然大した事では…

見えない育児について

なぜ育児は疲れるのか 見えない家事育児、という言葉があります。 掃除、洗濯、食事の準備等、書き出せたり目に見える作業とは違って、言葉にするのが難しい「気遣い」の部分のことだと、私は思っています。 日本人の気遣いは素晴らしい文化ですが、育児に関…

意識のアップデート

夫婦間で生じる意識の差 「こっちが家事育児で忙しくしてるのに、一人でスマホをいじってばかりの夫にイライラする」 誰もが目にしたことのあるママのコメントです。 SNSで「育児」と検索すると、日本中で不満が噴出してるのがよく分かります。 毎日のように…

「イクメン」という言葉が果たした役割

褒められて気づいた自分に足りなかったこと 育児休業が終わる頃、実家でオムツ替えをしていた私に母が声をかけてくれました。 「あんた、半年よく頑張ったね」 駆け抜けるような半年間、私の育児を近くで見守ってくれた家族から貰った言葉は心に染みるものが…

発信することの意味

子供と過ごせる時間は限られている 人生において子供と一緒に過ごせる時間はどれぐらいあるのでしょうか? 息子が保育園に初めて登園した日、ガランとしたリビングで一人、そんな事を考えました。 まだ1歳半にもならない息子は、もう一日の大半を両親と離れ…

育児休業を終えるとき

4月1日の話 息子のいないリビングには、散らばったオモチャが寂しげに転がってます。 私の育休が始まってから6ヶ月、この部屋がこんなに静かに感じたのは初めてです。 今日から息子は保育園で、新しい生活をスタートさせています。泣いてないかな?先生に迷…