PAPA pa pa pa

パパが6カ月の育児休業をとって知れたこと

1年間、ありがとうございました。次回の更新は5/1です。

 

 こんなに窮屈で不安な春を迎えるとは、誰が想像したでしょうか。

 

 新型コロナウィルスの影響で、多くの卒業式が簡略化されました。いつもなら、子供の成長を実感して涙を流したり、新しい日々に希望を抱く季節であるのに、今年は風景が大きく違います。

 

 こんな旅立ちで子供が可愛そうと思う気持ちは痛いほどに分かります。今は耐える時というのも、皆さん分かってらっしゃると思います。

 そしてそんな鬱々とした春を乗り越えることが出来た子供達は、きっと逞しくなると信じています。

 改めて、この春に新しいスタートを迎えた子供達に、おめでとうを言いたいです。

 

 

 さて、私が育児エッセイを書き始めてもうすぐ1年になります。

 

 子供の成長は早いもので、1年前はふにゃふにゃとパプリカを歌っていた息子も、今はだいぶしっかりと歌詞を口にしながら踊り、嵐の「A•RA•SHI」まで踊ります。生意気な口をきいたり、憎たらしい目でこちらを見るようにもなり、可愛いだけじゃなくなりました。

 

 それでも、自分で靴下を履くとかパジャマを着ることは、時間をかけてやらせれば、諦めずにやり遂げる子になりました。親として嬉しいかぎりです。

 

 そんな息子の成長を毎日感じるたびに、子育ての残された時間は刻一刻と少なくなっていく寂しさも感じます。

 

 こうやって人は巣立って行くんだなと、涙ながらに知ったのが1年前のことです。あれから私にも色々な変化がありましたが、私が感じたあの時の想いは今も変わっていません。その気持ちがあったからこそ、このように1年間も継続して想いを綴ってこれたのでしょう。

 

 書き続けたこの1年は、まさに子育ての研究でした。息子のエピソードを通して、時代の価値観や課題、掘り起こした私の思い出を、深く考えました。それによって様々な視点を持つ事ができたし、自分自身を知ることにもなりました。

 新しい時代を生き抜く子供にはどんな環境を準備すべきか、逆に準備しないべきか。手伝うべきか任せるべきか。本当に色々な角度からのアプローチをして、結局は「愛情を注ごう」という基本に戻るのですが、それでもその結論に至るまでの過程が、私を父として人間として成長させてくれています。

 

 こんな風に、成長の機会を与えてくれた息子に感謝しなければなりませんし、まだその喜びを知らないパパは勿体無いとも感じます。

 子供の成長は早い。育児は後回しには出来ない。今しかない。中学生くらいになってからやっと関わろうとしても、子供との信頼関係を築くのは難しいです。

 

 私は、まだ息子が一緒にいてくれる今のうちに(今しかないから)、たくさん関わって行きたいです。そして、その必要性を発信していくつもりです。

 

 これまで読んでいただいた皆様、大変ありがとうございました。皆様からいただく毎日のアクセス数は私の励みになりました。これからもエッセイは書き続けて行きますので、引き続きこのサイトを覗いてみて下さい。

 

 皆様の新しい季節が、光り輝くものになりますように。

 

*次回の更新は5/1になります。自分の文章や伝える技術を見直して、更にパワーアップしたいです。

 

終わり